両親への感謝の手紙を彩るおすすめの曲・BGM集
披露宴の終盤、ゲストの涙を誘う花嫁からの手紙。そんな雰囲気のなか、新郎新婦が両親へ感謝の気持ちを一言伝えながら花束を渡す花束贈呈がおこなわれます。そんな花束贈呈のシーンを演出してくれるBGMですが、手紙の朗読を邪魔しないように歌詞の無いオルゴール曲を選ぶ場合もありますよね。そんな花束贈呈時のBGMを伝えたいシーン別におススメ曲を紹介していきます。目次
両親への感謝を歌った曲
やはり花束贈呈はいままで育ててくれた親への感謝を伝える場面なので、選曲は子から親への感謝の曲が人気です。大原櫻子「サンキュー」
明るいバックバンドのイントロからスタートして愛と感謝を歌ったガールズポップ曲。元気な女性ボーカル曲をお探しの花嫁におススメです。
大原櫻子「サンキュー」の歌詞を確認するSuperfly「愛をこめて花束を」
2008年のリリース以降、披露宴では超鉄板曲。ゆっくりとしたスタートから後半へ盛り上がっていく曲調なので、花束を手渡すタイミングを考えて曲のスタートを打合せしましょう。
「愛をこめて花束を」の歌詞を確認する藤田麻衣子 「手紙〜愛するあなたへ〜」
両親に対する感謝の気持ちを綴った曲です。とても優しいメロディーラインに、ライブでも号泣するファンがいるほど感動的な歌詞、また曲後半に向けて盛り上がっている曲構成です。
「手紙〜愛するあなたへ〜」の歌詞を確認するback number「手紙」
NTTドコモのCMソングとして注目を集めた曲。不器用でもストレートに親への感謝の気持ちを綴ったもので、両親から受けた愛があるからこそこれから力強く生きていけるというメッセージが込められています。
「手紙」の歌詞を確認する母への感謝を歌った曲
やはり結婚は女性の叶えたい夢のひとつですので、女性同士の会話が盛り込まれた選曲が定番です。家事と育児という子供との時間が特に多い母親への感謝は、恥ずかしがらずに素直な気持ちで伝えましょう。かりゆし58「アンマー」
沖縄の方言で「お母さん」と叫ぶこの歌は、沖縄出身のバンドの曲らしい明るくやさしいメロディーと、ストレートに伝える母への感謝の歌詞から人気の曲です。
「アンマー」の歌詞を確認するSoul Camp「BIG MAMA」
母さんへの感謝を綴ったラップ調の曲です。「働き続け長年 束になって月日は流れ」から始まるこの曲は、いろいろあった兄弟を無償の愛で育ててくれた母への感謝をつづった歌詞です。
「BIG MAMA」の歌詞を確認する吉田山田「母のうた」
ピアノや弦楽器の柔らかな曲調と曲の最後の歌詞「幸せでいてください それが私の幸せ」が、子から親への想いを集約していると思いおススメ曲に選びました。
「母のうた」の歌詞を確認する父への感謝を歌った曲
披露宴の各場面で多いのは母親へのメッセージですが、やっぱりお父さんへも感謝の気持ちを伝えてあげてほしいと思います。女性目線の演出などが続いていく中で緊張しきった父親へ、日ごろは反抗的な態度しかしていなかったとしても、今日という祝いの日だけは感謝の気持ちを声に出して伝えてみましょう。BENI「PAPA」
父親への素直な気持ちをうたい上げた1曲。PVではファンから集めたお父さんとの思い出の写真のスライドショーにBENI直筆の歌詞が載せられて話題となりました。
「PAPA」の歌詞を確認するLGMonkees「3090〜愛のうた〜」
ラップ調で、父に贈った感謝の曲です。息子目線で歌われた歌詞は、新郎様からの手紙のBGMにおすすめです。
「3090〜愛のうた〜」の歌詞を確認する感謝を歌った曲
歌詞のメッセージに、両親だけでなくかかわった友人知人も含めて感謝を伝える楽曲も多くあります。花嫁の手紙で両家両親はすでに感無量だとおもいますが、ここでもうひと押し会場も巻き込んで感動の渦を起こしてみてはいかがでしょうか。AI「STORY」
映画「ベイマックス」の日本語版エンドソングとしてリリースされた曲で、家族だけでなく友達や恋人など周りの人たちに感謝を伝えた曲。
「STORY」の歌詞を確認する絢香「ありがとうの輪」
2015年発売されたアルバム曲で、母親への感謝から始まり友人や父親への感謝の言葉が続きます。今までかかわってくれた人達へ感謝を伝えたいおふたりにおススメ。
「ありがとうの輪」の歌詞を確認する福山雅治「家族になろうよ」
プロポーズを歌い上げた曲ですが、家族の歴史を思い起こさせてくれる曲として、花束贈呈シーンでもよく選曲されます。親世代も知っている曲なので、ゲストと一緒に感動の空気を共有することができます。
「家族になろうよ」の歌詞を確認する大橋卓弥「ありがとう」
新郎目線から親へ感謝のメッセージソング。花キューピットのイメージソングに採用された曲で、息子から母へ日頃の感謝を不器用でも言葉で伝えたいという想いを綴ったバラードです。
「ありがとう」の歌詞を確認する洋楽
Enya「Orinoco Flow」
Enya「Orinoco Flow」…クラシックオーケストラとケルト人が使用するゲール語の調和が、世界から「天使の歌声」と絶賛されました。花束贈呈以外にも入退場などでもBGMとしておススメです。歌詞は、「海で旅に出よう」という内容で、二人の新たな生活の始まりとしてもピッタリあう内容です。
「Orinoco Flow」の日本語翻訳歌詞を確認するBoyz?men「A Song For Mama」
息子から母への想いを歌った代表曲。愛は両親から教わり、友人や恋人へと愛することを覚える、そんな当たり前のことを改めて考えさせてくれる曲です。洋楽なので雰囲気でしかわかりませんが、知る人ぞ知るという気持ちでちょっとだけ背伸びした選曲はいかがでしょうか。
「A Song For Mama」の日本語翻訳歌詞を確認するSarah Braightman「O Mio Babbino Caro」
「私のお父さん」という曲名で、シンプルな楽曲ながら深く感動を与えてくれる曲です。
Carpenters「Yesterday Once More」
発表は1968年と古い楽曲ですが、親の青春時代を彩った愛聴歌をセレクトするのもいいのではないでしょうか。
クラシック
葉加瀬太郎「Etopirka」
世界に知れ渡るバイオリン奏者、葉加瀬太郎の名を世に知らしめた曲のひとつ。神々しくも壮大な雰囲気を醸し出すこの曲は、格式高い式場に好まれて使用されます。
花束贈呈時BGMの打ち合わせ時の注意点とは?
花束贈呈のシーンにBGMを使うことで、新郎新婦の「披露宴で伝えたいこと」が雰囲気でゲストにも伝えることができます。歌詞や曲調などさまざまなポイントを押えて曲を選ぶとは思いますが、成功のカギは曲を流すタイミングや光などの演出などが会場スタッフにしっかりと伝わっていることが必須となります。まずは選曲したBGMを会場スタッフと打合せする際の注意点を紹介します。曲のタイミングを細かく伝える
お気に入りの曲を選ぶことができたとしても、その曲のメインとなる場面が花束を渡す瞬間とベストマッチさせなければ最高の演出はなされません。当日曲を流し始めるタイミングや歩くスピードなど様々な要素を加えたうえで成り立つ最高の瞬間を得るためには、曲の長さや「ここで花束贈呈する」という瞬間を音響スタッフに細かく指示しておきましょう。
洋楽は歌詞もしっかりチェック!
洋楽は曲の雰囲気だけで選ぶと、歌詞の内容が披露宴にふさわしくない場合がありますので注意が必要です。どうしてもわからない時は音響スタッフに相談して決定するようにしましょう。
式場に音源有無の確認
披露宴会場の音響スタッフのもとにはさまざまな楽曲の音源をストックしており、あらゆるシーンに対応できるよう新しい曲も積極的に保存しています。花束贈呈の際に使いたい曲があったら、まずは音響スタッフに相談して会場に音源があるかどうかを確かめましょう。もしなければ新郎新婦自身でオリジナルCDを持ち込まなければなりません。ただしできるだけコピーしたCDやデータではなく、販売・レンタルされているアーティストオリジナルCDを使用するようにしましょう。過去に私が担当した披露宴でも、預かったコピー音源が会場の音響設備で再生することができず急きょスタッフ個人のストックCDで対応したということもありました。できるだけまえもっての打ち合わせで音響スタッフに相談し、対応でいないようなら選曲を変更するなど当日に慌てないように気をつけましょう。
式場にお任せするなら好みをしっかり伝える
さきほども述べたように会場の音響スタッフは、多くの音源を確保してできるだけ対応できるように努力しています。また歌詞の内容や過去の披露宴経験からおススメの楽曲を紹介してもらえたりすると、知らなかった素晴らしい曲に出会えることもあります。できるだけイメージと好みを伝え、事前打ち合わせでおススメの選曲を検討するようにすると変更などもスムーズに行うことができます。
まとめ
花嫁の手紙と花束贈呈は親へのメッセージを込めた選曲が定番でしたが、曲のメッセージ性が変化してきたこともあってさまざまなジャンルから曲が選ばれるようになってきたようです。しかしメッセージは大切ですが、披露宴の流れに合わせた曲調も大切な要素です。肩肘張って選曲せず、想い出を楽しみながらゆっくりと曲を選ぶことがもっとも大切なのではないでしょうか。